2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧
本年41冊目は「日銀出口なし」。 日銀、「出口」なし! 異次元緩和の次に来る危機 (朝日新書) 作者: 加藤出 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/07/11 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 時間が止まったようなホテルで、出ようと思…
この記事を読んで思い出したが、僕の飲む一杯目は永久に無料という約束になっているバーがあった。永久なのに「あった」とは何ごとかという話なのだが要するにいまでは約束どころか僕のことを知るひともいなくなってしまったため反故になったというか約束は…
私のパーソナル・ヒーロー「おばけのロウチョン」は、もっと評価されていいミュージシャンだ。 セットリストはプログレッシブなリズムに不意を突く構成、なんとなくギリギリ感のあるシャウトで彩られたナンバーばかりだが、詞はどれも胸を衝く切なさにあふれ…
社会保障のネットがボロでも収入は先細る日本のミドルクラスだ。長生きはリスクを構成する。 ことは経済的な問題に限らない。 特に足腰のガタから転んで骨折するか、あるいは咀嚼つまり噛む力が弱まってのどを詰まらせる嚥下障害を起こし肺炎に至るなどとい…
チャールズ・ダーウィン卿の著した「種の起源」、すなわち進化論というやつも実は仮説あるいは定説に過ぎず、いまだ解明されない矛盾を抱えて証明を待っているという話。 地球が誕生してからいままでの時間を何倍しても、原始生命体が進化して人類に達するの…
「インテル、入ってる」という広告史上に残るコピーだが、英語の" Intel Inside "の和訳としてすばらしいセンスだと思っていたら実際には逆で、日本語のコピーの方が先にあったという話を聞いて「なんだよ」と思った。 それほど先に何かをみせられて、「これ…
そのむかしビビアン・スーという人が日本の小学校へ訪れて「好きな言葉は何ですか?」と尋ねられ、 「早飯、早糞、芸のうち」 と答えていた。 ああ、この人は本当に日本の芸能界というところで「台湾人」でも「美形アイドル」でもなく、一人の人間として戦っ…
さていっこうに増えないが本日も熱心にアクセスいただいている数少ないユニークユーザーの皆様に対して裏切りとも呼べる商業的な内容でお送りする。 * * * * * ホーチミンシティで「マッサージといえば?」と100人の俺に聞くと100人が100人とも口を揃え…
タイやベトナムに在住する日本人にとってその名前は内地の日本人より重要な意味をもつ落語家・立川志の輔師匠。 いまや超長寿番組となった山瀬まみのライフライン・「ためしてガッテン」による知名度もさることながら当代ではチケットのもっともとりにくい噺…
あいかわらずのカースアイテムぶりというか逆に活力を奪われそうになるタンソンニャット空港ローズラウンジの飯。 このまえに食いかけたフォーは湯をかける前、どんぶりの底に入ってるはずの粉末スープが入っておらず「湯+麺」で食うハメになったので途中で…
おはよう、わたしだ。 昨夜はひさしぶりに冷や汗、手のしびれ、めまいなど完全に食あたりの症状を発して路上でお客さまの到着を待つあいだ馴染みの居酒屋が店の前に出していた椅子を借りてへたりこむという記録的なピヨり方を見せたが10時間余り寝込んで無事…
ここで確認しておくが、少なくともいまのところ「イスラム国」というのは国際法上の国ではない。 海外では「ISIS(アイシス)」=Islamic State in Iraq and al-Shamと呼ばれる武装勢力、その組織のことであって、居酒屋が「俺んち」を名乗ったり風俗店が「…
ベトナムについて5分話をしていると必ず聞かれるのはマンガのことだから、もうすでに日本人の国際的な自己イメージはマンガとアニメの国の人ということで揺るぎなきものになっているといって差し支えあるまい。 このブログは「ベトナム駐在員ドタバタ日記」…
APAホテルというホテル界の妖怪についてはいつか書かねばならぬと思っているが、それはさておき引き続きAPAホテルに泊まっている。だいたいAPAホテルが最近建てたりリニューアルしたりしているホテルは、まぁ結局の所快適だと認めざるを得ない水準だ。 今回…
本年39冊目は「ハリー・クバート事件 上・下」(ジョエル・ディケール/東京創元社/Kindle)。 2年連続の年間50冊目標到達が視野に入ってきたので満足度ハンパない。Kindle率非常に高し。 ハリー・クバート事件(上下合本版) 作者: ジョエル・ディケール …
本年38冊目は「闇に香る嘘」(下村敦史/講談社/Kindle)。 闇に香る嘘 作者: 下村敦史 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/08/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 作者の下村敦史は本作により2014年第60回江戸川乱歩賞を受賞しての…
比叡山高校という高等学校の面接で「尊敬する人物は?」と尋ねられ「織田信長です」と答えた猛者がいたのだが、彼は落ちた。変な因縁やTPOのセンスをとがめられた末というよりは単に勉強不足というか知的センスに見込みなしとの判断をされたのだと思う。そも…
ボストンから日本へ帰ってくると時差ボケがどうなるかというと、朝の5時頃目が覚める。 毎日毎晩わざわざ予定を入れて浴びるように酒を飲みながらいろんな話をさせてもらっているが、ふらふらになってホテルのベッドに倒れても、朝5時に目が覚める。 それも…
父は職業柄、常に身ぎれいであることを旨としていた。 パーティーに呼ばれても、「今夜のカネは誰から出ているのか」を聞かないうちは箸を付けないと自分で云っていたのを覚えている。聞いたこちらは小学生だ。立派なことだとは直感したがあれやこれやに考え…
同僚にひょんなことからパチンコを教えたら打つたびにえらく出すようになって、ことあるごとに誘われるからこちらが辟易するというようなことがあった。 「教えた」といってもスペックの見方からちょっとした台の選び方、確率と回転数、心理的バイアスの制御…
「ペンは剣よりも強し!」って最近とんと耳にしなくなったが、あれはやはり義務教育のあたりで先生が口を酸っぱくして云い聞かせるものなのであって、大人同士の会話で使われないのは昔からなのだろうか。そもそも言論の力で暴力をねじふせることがかなった…
ヤマブ(山岳部)はとかくレイヤーを作ることにこだわる。組織のなかでもそういう傾向あり。それは統率と役割分担がときに命にかかわると叩き込まれているからだ。 いまや国民的アイテムとなったマウンテンパーカー(マンパ、あるいはマウンパ)。防寒具だと…
「帰去来の辞」。 三十代もなかばとなって「生きねば」の意味合いが少しかわってきたと感じるロストジェネレーションの皆様にはいまさらご一読をお薦めしたい。 <a href="http://kanshi.roudokus.com/kikyorai.html" data-mce-href="http://kanshi.ro…
こんなGIFをみかけたら、そりゃ気になっちゃうよねっていうことでホント、映画に疎い私の2年遅れでの発見。 リブログの神様、ありがとう。毎日信心したご褒美ですかね。 2012年アカデミー短編映画賞・「Curfew」(19:42)。 kellymagovern: Fatima Ptacek in…
その晩、チャビンがすでに大きく負けていることを、僕たちは知らなかった。 地味な色のシャツで包んだ腕のなかには1枚1,000ドルのチップが山のように積まれていたからだ。 それまで何日ものあいだカジノフロアをさまよい歩きながら大きく勝ちも負けもできず…
2014年の37冊目は "FLASH BOYS" (Michael Lewis / Kindle)。 随分時間をかけたが堂々原書での読破であって、当然中身全部は分かっていない。 とにかく「マネー・ボール」の映画化からこっち、日本でも注目を浴びている作家の最新作とあって邦訳が出るまえに…