新宿メロドラマ

安っぽいヒューマニズムは要らない。高いのを持ってこい。

リアが非コミュに優しくすると大変なことになるぞという話。

シルバーウィークを満喫中のみなさんにおかれてはさぞご機嫌麗しいことと思う。 わたしは今回の東京滞在最後の夜となった昨晩なぜか一睡もできず、マンスリーマンションのキッチンでウィスキーを立ち飲みしながらシャアがダカールで行った演説の練習をしてい…

「仙水!投資は一日一時間!!」

先日、あるマブダチと飲んでいたら5年ほどまえに初めて出会ったときの話になった。 「あの日、僕は凄い人に出会ったなと思って、Twitterでつぶやきましたもん」と見せられた当日のTLには「凄いひとはいるところにはいる」などということが興奮気味に連投され…

俺とお前の食育。

「肴は炙った>>1でいい」。 おはようございます。ブログを更新するたびに連絡のつく人が減っていきます、うでパスタです。 ラーメン屋のオーナーさんとかカリスマラーメンブロガー(闘病中)とかただの豚とか、周囲にラーメンクラスタが多いのでなかなか乱暴…

だって人生はほら、RPG。

いっとき私の後輩を口説こうと様々に策をめぐらせていた、ある女性。 すでにほかの男性と結ばれご懐妊ということなのでフェイクも交えずに云えば、当時は私の部下だったウェブデザイーヌだ。 ある晩みんなで酔っ払い、件の後輩が退路を断たれたので近くにあ…

猿の編んだ世界で。

まったく世に口さがない人というのはいるもので、仮にも名刺を交換するような関係の方から「オナニーブログ」と斬って捨てられた弊ブログ「新宿メロドラマ」はGoogle AdSenceのタグを設置して以来10ヶ月で報酬総額がやっと1,170円。ただし日本国内の住所が確…

日記のフレームワーク、人生は科学だという件。

さて東京でいえば青山通りをミニチュア化したようなと云われるニューベリー・ストリート、その西の外れ近くにたたずむ和食居酒屋・Itadaki Bostonがアニバーサリーを迎えようという日、私は通りの向かいにあるボロアパートで土曜日の朝を迎えている。 「ボス…

ビジネスの現場で真っ赤に燃え上がる爆裂案件の火柱を明かりに弁当をひろげよう。

「成功した理由を尋ねられて『幸運だったから』と答える者は誠実だ。 他方、失敗した理由を尋ねられて『不運だったから』と答える者は愚か者である」 (俺、2010年) または換言すると「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(野村克也)という…

きっと何者にもなれないまま高確率で80歳まで生きる僕たちの生存戦略。

今日はちょっと残念なお知らせをするね。 それは世界ランキングNo.1に輝く日本人の平均寿命というのはいいかげん長すぎてもうすでに我々にとってはリスクになってるよねっていう話。 日本は、WHO加盟国の中で世界一の長寿国となっています。日本人女性の…

アニメとウォシュレットとFX。紐と揺れる日本の希望。

「日本これからどうなっていくんですかねぇ」と訊かれることが多いが、「訊いてどうするんですか」と応えたいのがこちらの本心で、「え、そんなことになっちゃうの?じゃ頑張らないとヤバいっすね〜」って云うんだったら最初から頑張ればいいし、他方、「お…

セクハラとレイプ、乱交および謀略の可能性について。

米下院議員フランク・アンダーウッド(ケヴィン・スペイシー)がギラつく権力への欲望のままに大統領への階段をのぼる姿を描く話題のドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード」は米Netflixによるシーズン3の公開をもって完結した。 ロシアでプーチン大統領を批…

プロテロリストとアマチュアプロテスト、2015年春の陣。

教会の鐘がコプリー・スクエアに鳴り響き、立ち止まった人々が頭を垂れる姿がCNNに映し出されたとき、私は300m離れたスポーツクラブで無限軌道のうえを時速6マイルで移動中だった。 わが青春のアルカディア 無限軌道SSX DVD-BOX 出版社/メーカー: 東映ビデオ…

博士のまともな愛情、または私は如何にして心配するのをやめてベトナムを愛するようになったか。

過日、サイゴンにお住まいのさるやんごとなきお方によるFacebookのポストにおいてグレアム・グリーンの「おとなしいアメリカ人」が紹介されていた。 おとなしいアメリカ人 作者: グレアムグリーン 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2013/12/24 メディア: K…

本年43冊目〜60冊目まとめ vol.5 「その他」。

Facebookでお薦めいただいたb-mobileのデータ通信専用SIMがどうも思うに任せず不満が募ったので、せっかくではあったがIIJmioに乗り換えた。 それも新宿ビックロにて販売されている「BicSIM」とかいうパッケージだ。 Wi2 300のWi-Fiを無料で使えるアカウント…

本年43冊目〜59冊目まとめ vol.4 「小説」。

学生の頃はありがたいことに親から仕送りなどを頂戴していたわけだが、それには支出明細を提出する義務が付帯していた。 領収書の添付は不要とされていたので「温泉200回」とか書いてしまってもよかったのだが議員ではなく自分の息子から毎月ファクスされて…

本年43冊目〜59冊目まとめ vol.3「ワイ、経済学で失業の謎に取り組んでいる間に失業」。

もちろん今年という年はいまだ継続中だ。 いまだって今年の読書メモは伸びているし、仕事だって少しはしている。 朝起きて朝食を調え、食べて洗い物をしたら換気しながら床にモップ掛けをしたあと仕事。 朝食から3時間が経過し脂肪が燃焼する時間になったら…

本年43冊目〜59冊目まとめ vol.2 「組織」。

今年の読書メモ43冊目から59冊目をなんらかのくくりごとに振り返る企画の第2回。 47冊目。「米海軍で屈指の潜水艦艦長による『最強組織』の作り方」(東洋経済新報社/L・デビッド・マルケ/kindle)。 米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方 作…

本年43冊目〜58冊目まとめ vol.1「日本経済崩壊の部」。

メリークリスマス。 なぜなら米国時間では今日が2014年12月25日だからだ。 最近はネットでも嫌というほど聞かされるようになったが、アメリカ人はどんなにバカで身勝手に見えてもクリスマスはだいたい実家に帰るか家で家族と過ごすらしいので昨夜から街は割…

政府支給のシコリティ。

ボストンのタクシーやスーパーマーケットのレジ、バーカウンターなどで東京からきたというと「いいね!」「クールだね!」という反応はわりとありがちで、聞いてみるとその根拠は日本の稠密な都市の作り、その清潔さ、二次元のコンテンツが街のそこかしこで…

俺への手紙。

経営者の端くれとしていまこそメッセージを発するときだということで、ウォーレン・バフェットにならい叡智に溢れた「投資家への手紙」をしたためようと思い立ったが、次の瞬間うちに投資家は自分ひとりしかいないことに気付いてやめた。 「役員への手紙」を…

泡沫のうちにリジュームを繰り返す俺と私の系(システム)。

「個性的なブログ」を書いて秒速でアクセスを稼ごうという悪魔のようなエントリを見付け、はたと膝を打つ。 実際には布団のなかにいたのでそんな気の利いたアクションはできない。 5.役に立つことを書かない。 役に立つことはどこかの誰かが書いている。い…

アクロス・ザ・ボーダー。

アメリカでは中間選挙で民主党が歴史的大敗を喫す。 ヒラリー/ビルのクリントン夫妻が23もの州に招かれ応援演説をしたのに対してオバマが呼ばれたのはたったの8州、それも民主党色の強いところばかりというのでこの結果は要するにオバマの失政が導いたとい…

ファッキン・コールド(くそ寒い)。

通りの向かいでお店をやっているKさんが予言した通り、ボストンは昼前に雪が降り始めた。 おりしもサマータイムが終了して東京との時差が14時間に拡がったその日のことだ。 * * * * * はてなカウンターによる当ブログの「検索語」履歴から。 「10代 一…

ボブ・ディランの夢。

中国は福建省の海に突き出た厦門(あもい)という島があって、ここは丸々五大経済特区のひとつに指定されており経済発展著しいのだが、もとは海峡を挟んでのぞむ台湾ともゆかりの深い華僑のふるさとであったり比較的治安もよろしいかったりする温暖な土地で…

俺はいつかこれで俺自身をリヴォルヴするのさ。

ボストンに住む俺のあいだに深刻なコインランドリー不足に対する不満がたかまっている。 お洒落ストリートに住んだおかげでアパートの地下にランドリーがなく、洗濯カゴを抱えて1km弱歩いた先のExecutive Laundryという店まで行かねばならない。 井戸まで半…

鞭声粛々、ルビコン河を渡る俺たちの好きな酒は1969年からこの店に置いていない。

本年41冊目は「日銀出口なし」。 日銀、「出口」なし! 異次元緩和の次に来る危機 (朝日新書) 作者: 加藤出 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2014/07/11 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 時間が止まったようなホテルで、出ようと思…

永久無料の終わり。

この記事を読んで思い出したが、僕の飲む一杯目は永久に無料という約束になっているバーがあった。永久なのに「あった」とは何ごとかという話なのだが要するにいまでは約束どころか僕のことを知るひともいなくなってしまったため反故になったというか約束は…

マクロな神が、東京。

私のパーソナル・ヒーロー「おばけのロウチョン」は、もっと評価されていいミュージシャンだ。 セットリストはプログレッシブなリズムに不意を突く構成、なんとなくギリギリ感のあるシャウトで彩られたナンバーばかりだが、詞はどれも胸を衝く切なさにあふれ…

ユー、ナッツ。

社会保障のネットがボロでも収入は先細る日本のミドルクラスだ。長生きはリスクを構成する。 ことは経済的な問題に限らない。 特に足腰のガタから転んで骨折するか、あるいは咀嚼つまり噛む力が弱まってのどを詰まらせる嚥下障害を起こし肺炎に至るなどとい…

今はもういない新井さんへ.....。

チャールズ・ダーウィン卿の著した「種の起源」、すなわち進化論というやつも実は仮説あるいは定説に過ぎず、いまだ解明されない矛盾を抱えて証明を待っているという話。 地球が誕生してからいままでの時間を何倍しても、原始生命体が進化して人類に達するの…

Kindle、抜きん出る。

「インテル、入ってる」という広告史上に残るコピーだが、英語の" Intel Inside "の和訳としてすばらしいセンスだと思っていたら実際には逆で、日本語のコピーの方が先にあったという話を聞いて「なんだよ」と思った。 それほど先に何かをみせられて、「これ…