＜拳銃置き忘れ＞コンビニトイレに 広島の巡査長
6月13日11時1分配信 毎日新聞
１３日午前２時５０分ごろ、広島市中区西十日市町のコンビニエンスストア「ファミリーマート西十日市店」のトイレに、広島県警広島東署刑事１課の男性巡 査長（３３）が、実弾入りの拳銃１丁が入ったポシェットを置き忘れた。約３０分後に男性客が見つけ、近くの交番に届け出た。
県警監察官室によると、巡査長は事件捜査中に用便のため同店に立ち寄り、腰につけていたポシェットをトイレの個室の壁にかけたまま店を出た。その後は車の運転などに気を取られ、ポシェットを忘れたことに気づかなかったという。
同署の池田泰明副署長は「拳銃の携帯などについては厳しく管理の徹底を指導しているが、それが守られず大変遺憾」とのコメントを発表した。【樋口岳大】
我慢できなかったという気持には充分同情の余地がある。
あまり落ち込まず頑張って欲しい。
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
生ビール2杯でマルボロが切れた。
店員を呼びつけ、1箱買おうとしてようやく財布がないことに気付く。
最後に財布を使ったところを思い出すのに4秒。
そこから今までの2時間をラッシュで流すのに0.5秒。
「ローソン、トイレだ」とコナンが看破した。
7分後、件のローソンへ踏み込んだ。
「トイレを見せてもらう。財布が隠れているはずだ」なりふりを構っていられない僕はカウンターに声をかけながら歩みを緩めず、店の奥にある扉を蹴り開けた。
「そこを動くな！」
トイレはしかしもぬけの殻だ。素早くあたりを見回しても怪しい人影はない。
やられた。
「記録をお調べいたしましたところ、ただいまのお時間までに新たに使用された履歴はございませんので、ご安心ください」
悪用なしと慰める電話口の青年は思いの外に優しく、普段敵対するカード会社の窓口とは思えない。
弱った人間に優しく手を差し伸べて貸しを作るのはヤクザの常套手段だ。
アメリカンエキスプレスとダイナースが2枚ずつ、JALカード（JCB）が1枚、三井住友VISAが1枚、UFJカード（JCB）が1枚、みずほのUCが1枚。
保有するクレジットカードのすべてを失い、手持ちの現金分しか飲めなくなった僕を、ひとは「翼の折れたエンジェル」と呼んだ。
翼の折れたエンジェルは誰のところにも飛んでいけない。ただ背中を丸めて残り金の勘定をしながらウイスキーをすするだけのおっさんだ。
その状態はアメリカンエキスプレスが最初に新しいカードを送ってくるまでの数日間続いた。
