「肴は炙った>>1でいい」。
おはようございます。ブログを更新するたびに連絡のつく人が減っていきます、うでパスタです。
ラーメン屋のオーナーさんとかカリスマラーメンブロガー(闘病中)とかただの豚とか、周囲にラーメンクラスタが多いのでなかなか乱暴なことは書きづらいのですが、今日はラーメンについて書きます。
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取引先の担当だったFさんが少し会わないあいだに激やせしていた。
どうしていたのか訊いてみたら
「いや、ダイエットとか超簡単ですよ、徹底的に肉を食わなかったら一瞬でやせましたよ!(*1)」
というから、これはいいやと乗せられてその日から3日間まったく肉を食わなかったらあっという間に肌がぼろぼろになった。
「うでさん、それコラーゲン摂らないとヤバいよ」と女の子に云われ、その足で天下一品のラーメンを食って帰ったら次の日治ってた。
ラーメンにうるさいおっさんにその話をしたら「いや天一はあれ、コラーゲンていうか背アブラですよ」と低い声で云われたからこの世はこれもうわかんねぇなと思った。LSDをやったときの感じがわかった気がした。
(*1)「一瞬で」などとみえすいた嘘をつくのは広告屋の習性。仕事でやると問題になるので口頭では云いたいように云うのだ。
ところで日本のラーメン業界はいまだ500年続く戦乱の世のうちにあるが、欧米はいままさにラーメン戦国時代の幕開けといった様相だ。
SUSHIの場合、特にアメリカなどでは魔改造が完了しておりもう手の施しようがないが、他方ラーメンはまだまだこれからというところで、ニューヨークでは赤ワインを飲みながらラーメンをつつくのが粋だとか聞くが、スタイルはともかくラーメン自体はこれから洗練されていくのであろう。
魔改造の例。
そんななかボストンには「夢を語れ」という日本の系列が出店している。
しばらく前に催されたあるフェスティバルではアメリカ人学生とおぼしき若者を動員し、会場のそこここで
「(^q^)\ユメヲカタレー!/」
「(^q^)\ユメヲカタレー!/」
「(^q^)\ユメヲカタレー!/」
「(^q^)\ユメヲカタレー!/」
と絶叫させて客寄せをしていたが、この手法は定義からして正しくスパム行為であって、
「命令すんなよ!このチンポ〇コ野郎!!」
という以外、なんの感慨も抱かなかった。こういうポストモダンなネーミングというのは、本当になんというか、イチかバチかだと思う。
なおその若者たちをも含めアメリカ人の食文化が救済されるのには56億7000万年後の弥勒菩薩の到来を待たねばならないとされており、前世ではよほど罪深い行いがあったのだろうと手を合わせるほかない。
戦国時代ではないが、「2ちゃんねる」といってもいまや2ch.netなのか2ch.scなのか、はたまたopen2cn.netなのかと面倒な状況がつづく。
しかしどこにしたってラーメンスレに「ラーメンのスープはみなまで飲むな」という根強い声がひろがりつつある。
2 :ラーメン大好き@名無しさん:2014/09/01(月) 21:06:45.65 id:m9x3/tQY.net[2/7]
ラーメンのスープは普通一杯で約6グラムから10グラム。
もうこの塩分だけで一日の塩分摂取量を超えている。
俺の知り合いで毎日ラーメン食ってたやつがいたが、もうこの地上にはいない。
とにかく危険だ。ラーメンは食ってもいいよ。ただしスープは残せ。 自分の体は大切にしろ。
10 :ラーメン大好き@名無しさん:2014/09/01(月) 21:34:15.09 id:gtXUOXGB.net
>>2
こいつの知り合いは鳥になったのか。。。
さておきラーメンスレでもガチ勢には
「スープは飲むな、早死にすると一生に食えるラーメンの数が減る」
と濡れるレベルのガチ名言も生まれており、
「ラーメンで一番カネがかかっているのがスープ、したがってラーメンはスープが本体」
という決してモテない「正統派」との間で血みどろの戦いがくりひろげられている。
私はといえばラーメンはだいたい天下一品しか食べないので、麺を食い終わったころにはいつのまにかスープもなくなってしまっており、考える余地がない。
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11 名前: 名無しさん@十周年 [sage] 投稿日: 2010/03/16(火) 18:17:24 id:QnGvG9vB0
近所の国道沿いにラーメン屋の看板があった
ベニヤ板に手書きで「らーめん」と書かれたものを
「らーぬん」にしてやった。
そしたら店主が「ラーメン」って書き換えやがったから
やっぱり「ラーヌン」にしてやった。
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ラーメンスレでは有名なコピペだが出典はあまり知られていない「終末ラーメン」。
そこは行列のできる人気店として営業を続けていた
しかしそこのラーメンは・・・
化学調味料たっぷりのスープに豚の脂が一センチも膜をはって浮いている
さらに冬場でもさほど湯気が立たない
湯気は脂の膜が包んでしまうので立ちにくくなっているわけだ
常連の客はにんにくや胡椒をぶちこみ汗をだらだら垂らして飲み込んでいく
主人のおじさんは顔色の悪くなった常連客と並んで記念写真を撮る事がある
画鋲止めにされたポラロイド写真は既に五十枚以上はあった
「みんな死んじまった」
おじさんは真新しい写真を指さした
「この人は肝臓ぶっこわしてついこないだおだぶつだ
こっちの人は入院してるが病院抜け出してウチに食いに来てるからもうじきだろうな
ウチみてえな高カロリー 高脂質 食塩過多 化学調味料過多のラーメンを
週に四回も五回も食ってみろ 尻からラードが出るぜ
脂肪肝だって診断されたり 身体に蕁麻疹が出たり
それでも懲りずに食いに来続ける奴は写真に残す事にしている
これだって全部じゃない 俺の知らねえとこで死んじまってる奴もたくさんいるわけだ」
おじさんはさらに続けた
「それでもな この辺じゃこういう味じゃないと商売にならねえんだ
手間隙かけていいもん作っても味にヒステリーがないと売れない
身体に良くて美味いものを目指したこともあったが それじゃ店がつぶれちまう
結局 毒じゃなきゃ美味いって言われないんだ 憶えてももらえないんだよな
変な連中だよまったく 銭払ってまで毒食いたがるんだから」
おじさんは指に挟んでいた煙草を床に捨て最後に呟いた
「外食してもラーメンだけはよせよ」
まぁ結局悪いのは消費者だというのは経済学も認めざるを得ないところで、特に健康への長期的な影響について完全な情報をもっている消費者なんていないわけだから、どちらかというとわかってる飲食店側が気を遣ってみたところで徒花におわるのは目に見えている。
事実、いっとき「ノンアニマル・ノンケミカル」を謳い、マクロビオティックを実践しているひとも食べられるラーメンというやつの通販をお手伝いさせてもらったが、店自体すぐに潰れた。開発費もとりっぱぐれた。
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なんだかんだラーメン業界の傾向に唾するようなことを書いてきたが、私ごときに一家言あるとすれば、やはりラーメンはEleganceよりもViolenceだということをいつもお伝えしている。
上記おじさんの言葉を借りれば「ヒステリー」だが、忌野清志郎がむかし電車の中吊り広告で
「不健康な身体で、不健康なことができるか」
と見得を切っていたのを思い出す。
食べたいものを食べたいだけ食べても元気で長生きできるよう、過度な運動と、適度な睡眠を絶やさず、それから昼間は水ではなく温かいお茶などをゆっくり飲むようにして、みなさまくれぐれもご自愛いただきたいと本気で思う。
明日もお待ちしています。