寂しいから寄ってきて、恥ずかしいから離れていく。

深夜、突然携帯が「みくみくにしてあげる♪」で僕を呼ぶ。 ウィンドウに「痛風持ち」の表示。ケニーだ。 41歳の春をとうに越えたケニーは10歳も年上なのに僕の弟分をつとめる痛風持ちのラケンローラーだ。 飲んだときだけ「俺ももう一花咲かせたい」とくだを巻くのだけは本当にいただけないと僕は思うのだが、これだけ…