青い'90年代の香り。記憶の断片小説。

むかし「モバイル広告事業部長」として鳴らした若造がいて、当時はまだ25歳ぐらいだったが、 「無人島へなにかひとつ持ってくとしたら、何もってく?」という質問に 「Googleの検索窓ですね!」となめた返事をしており、こいつはまだまだ世間の厳しさを知らないなと思った覚えがある。 本年7冊目は僕が無人島へだって持っ…