チャールズ・ダーウィン卿の著した「種の起源」、すなわち進化論というやつも実は仮説あるいは定説に過ぎず、いまだ解明されない矛盾を抱えて証明を待っているという話。
地球が誕生してからいままでの時間を何倍しても、原始生命体が進化して人類に達するのに必要な時間には足りないぞとか、そういうことであって「超時空要塞マクロス」とか「2001年宇宙の旅」とか「星を継ぐ者」とかの名作がいまだScience Fiction、つまり現代の科学には説明のつかないMissing Linkを補う物語としてその輝きを失わないのはそれはそれでよいことだ。
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1980/05/23
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22 名前: アオウオ[sage] 投 稿日:2010/06/26(土) 10:25:11.04 id:nrnhMCom
»9
右脳は左側、左脳は右側を担当してるんだよ
27 名前: カスミチョウチョウウ オ(大阪府)[sage] 投稿日:2010/06/26(土) 10:27:24.00 ID:61klBpYp
»22
なぜそうなってるん だろうな
メリットがとくに見つからない
41 名前: ハゼ(ネブラスカ州)[sage] 投稿日:2010/06/26(土) 10:35:06.59 ID:We/D28nu
»27
魚だった時代の名残
右 目で敵を捕捉したら
逃げるためには左側の筋肉を使ってカーブしないとならないから
ってきいた
魚がどのような経路で恐竜に達し、あるいはほ乳類に分化し、ヒトに至ったかを説いた学説は星の数ほどありそうだが、そもそも魚はなぜ陸へあがろうと思ったのかについて書いた書物は僕の知る限りひとつしかない。
ハヤカワ文庫JA「今はもういないあたしへ...」所収の新井素子作「ネプチューン」だ。
魚類はより安全な場所を求めて陸上へあがり、両生類からは虫類へと進化を遂げた、のではない。
しかし新井素子を紹介するときのこの汗はいったいなんだろう。
言い訳する理由も意図もないが、当時まだ「ライトノベル」という言葉はなかったし、すなわちそこにライトノベルというジャンルは存在しなかったのである。
「ライトノベル」の命名は、1990年初めにパソコン通信ニフティサーブの「SFファンタジー・フォーラム」において、それまでのSFやファンタジーから独立した会議室を、会議室のシスオペであった“神北恵太”[注 1]が「ライトノベル」と名付けたことが始まりであるとされる
いずれにせよ当時文庫本のカバーに印刷された新井素子の小さな「著者近影」は丸縁のメガネの奥から神経質そうな目でカメラを見つめるショートカットの少女、その肩を少しいからせた白いシャツの袖口から伸びる細い腕はあまりに華奢で、もう、高校の文芸部にいるおとなしくて可憐な「新井さん」つまりのちに長門有希へと結晶する「なんか可愛くて気になるけど、どこかはかなげで、もの凄く遠い同級生」そのものだ。
そうした意味でもこのライトノベルというジャンルは新井素子によって切り拓かれたのではなく新井素子こそがライトノベルそのものを生きていたのであって、この世界は新井素子を発見すると同時に彼女のなかと周囲に充満していたライトノベルをもまた発見したのだと、こう考えるほかない。
そんな新井素子さんの今が届いた。
お元気そうでなによりだ。
しかしなんというか、時は残酷である。
先に触れた「ネプチューン」、これも切ない話でありながら人類を超え悠久の時を経る生命の歴史そのものに希望の光を求めようという大変な意欲作であるからには是非ともお薦めしたいところだが、その頃のわたしは小学生であってあの感動を正しく評価することがすでにかなわない。
だがライトノベルがついに隆盛を迎えた昨今、ともかくも文芸が日々進化をとげているのだということそのものに希望を抱くことが大切だと確認するため、いまさら再読のリスクをとってもよいと思える程度の名作であることは間違いないはずだ。
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