コンビニで煙草を買おうとしたら年齢を確認されて「俺が19歳に見えるのか!」と云ってキレたとか、マクドナルドでハンバーガー40個をオーダーしたら「店内でお召しあがりですか?」と訊かれて「状況判断できないのか!」とキレたとか、ほんと世の中にはいろんな人がいる。
「状況判断できないのか!」って、おまえがマクドにいるという状況を把握してください。
お店にはそれぞれ最適なやり方と、それからこれは忘れがちだけど大切なこととして「スタイル」っていうものがあるから、客とはいえアウトサイダーに過ぎない僕たちにはいろいろと不思議に思えることもある。
僕は一応ジェントルマンでありたいと常々思ってるから、スティングの云うところの Gentleman will walk but never run. どんなにおかしなことがあったとしても、アプセったりしないように気をつけてる。
その点Twitterなんかは匿名でボコボコに云えるから便利でよさそうだ。「殺す」とか「爆破する」とかだけ云わないように気をつけて、TLに向かって罵詈雑言をぶつけていきたい。もしTwitterをやってたら。
とはいえ僕もかねがね気になっていたことはあって、それは最近なくなったみたいだけど、以前はデニ○ーズあたりで一人で食事をしてカードで払おうとしたら必ず、
「お支払いは一括でよろしいですか?」
って訊かれてたこと。
当然だろ、と。
おたく、ジャンバラヤを分割で食うようなヤツにカード使わせてんのか、と。
いや、状況を判断しろということではなく、与信的なことと、あとはちょっとした倫理観の問題で。
まず、ジャンバラヤ食って「2回払いでお願いします」っていうヤツいたら、そいつは次の決済日まで待ってもやっと半バラヤしかキャッシュに余裕がないわけだから、はっきり云ってデフォルト寸前、というかマザー・テレサも塩撒いて追い返すレベルの債務者なんであって、これカード通ればそれでOKですかね?という話。
あとはこれでデフォルトが繰り返されてもね、JCBが損すればいいというだけにとどまらず、やはりこれは消費者庁事案かと思います。
「カード破産予備軍か 全国で数万人規模 ジャンバラヤ割賦販売で」
ジャンバラヤ割賦販売。
やめた方がいいと思いますよ。僕はやはりファミレスで分割・リボを使わせるのはやめた方がいいと思います。
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さて、世間では奨学金の返済ができない人に対して「強引な取り立て」が行われているとか、返済苦がたたって結婚に差し障る(31.6%)とか、いろいろなことが云われているようだ。
4割が「返済苦しい」 深刻化する“奨学金地獄”の実態 | 日刊ゲンダイDIGITAL
奨学金「取り立て」ビジネスの残酷 - 三万人のための総合情報誌『選択』
ひとつのアドバイスとしては、やはり「闇金ウシジマくん」を読んでみるということが挙げられる。
肩の力がスッと抜けて気が楽になると思う。
マンガを買うカネを返済に回すのもいい。
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教育機会の平等というのは民主主義社会の根幹をなすものであるから、これは大切なことだ。
しかし自分の権利と義務を理解して政治参加するのに必要な最低限度の教育レベル(義務教育修了レベル)は中学校卒業程度とされているわけで、仮にこれが高卒レベルであるべきだといったところで、大学卒業までを公費でまかなえというのはちょっと無理があるのではないかと思う。
大学というのは専門教育の場であって、すべて国民が等しく得るべき教育というのは最大限その手前まででなければ理屈が通らないからだ。
だから、大学へ行きたいという人を、みんな無料で無条件に行かせてあげるというわけにはいかないのだろう。
もちろん日本の財政に余裕があれば大学教育の無償化というのは国策としてとても有効だと思うが、現実の財政はただでさえ崖っぷちだから、いまそれを云ってもどうにもならない。
資産課税しろとか社会保障を見直せとか、公共事業の無駄をなくせという議論には賛成するが、これは誰かがもらうはずだったカネを教育へ回せという話なので、純然たる政治闘争の果てにしか実現せず、時間がかかる。
時間をかけること自体が、政治プロセスの大切な機能だからだ。
では限られた予算のなかで給付奨学金を拡充しろというのが今のところ検討可能なラインだとして、これを果たしてどのように実現するかということを考えてみる。
するとそこにどうしても「選別」が生まれてくることは、それこそ義務教育修了レベルで理解可能なのではないかと思う。
つまり一部の学生(それが少数か多数かにかかわらず、全員でないという意味で、一部の学生)に対する給付奨学金を拡充しましょうということを考えた場合、次はその「一部」というのは誰ですかねという話になるわけだ。
ここに納得できない人は、中学校を卒業してからもう一度読んでみてほしい。
大学というのは専門教育の場なので、給付によって大学へ行きやすくなるのは専門性を身につけて社会で活躍する見込みのより高い人から順番でなければならない。
大学だけは出たけれど、4年遅れで高校の同級生と同じ仕事をしていますというのでは、給付奨学金制度を支える社会は果実を得ない。
そうすると、この選別に漏れるひとというのは「専門性を活かして活躍する見込みが比較的低いとみなされた人」であるにもかかわらず、貸与奨学金を得るしかなくなってしまう。
結果として、将来比較的高い賃金を得ると見込まれる人に返済義務がなく(給付奨学金)、それほど高い賃金を得られないとみなされた人が返済義務を負う(貸与奨学金)という不合理な状況が、やはり生まれることになる。
しかも、このように「それほど高い賃金を期待できないと見なされた人」にばかり貸し込まれた貸与奨学金というのはデフォルト率が現在の貸与奨学金よりも高まるので、金利を引き上げなければ制度を維持できない。
回収するカネと貸し付けるカネは最低限バランスしていなければならないからだ。
要するに、状況は悪化する。
面倒なので言葉を換えると、我々のいま生きる不完全な現実のなかでは、優秀な人と同じ制度のなかで貸与奨学金を利用するのが、それほど優秀でない人とってはもっとも有利な選択だということだ。
完全なる給付奨学金制度が実現不可能なうちは、返済力の高い優秀な学生を貸与奨学金制度のなかにひきとめなければならない。彼らがより恵まれた制度へ移行してしまうと、残された制度はただちに崩壊するだろう。
つまり、これは本当に残念だが、奨学金に関していうと大学へ行かないという選択肢をのぞけば現状がもっともマシな状況なのだ。
このへんはジョージ・アカロフやジョゼフ・スティグリッツの仕事に関係するんじゃないかと思うので、経済学を勉強した人は教えてください。桶いっぱいサーモンをおごります。
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借金の話。
この低金利下、もっとも低い2年ローンの固定金利が最低で年利0.75%とされている。
20年借りるとすると、いまでも1.60%の金利がかかる。
だがここで金利以上に重要なのは、住宅ローンは土地や建物が担保に入っているということだ。
仮に借り主がデフォルトした場合、銀行は担保を差し押さえて売却し、貸付金の一部または全部を回収することができる。これがなければ、この金利はもっと高くなるはずだ。
なお三菱UFJフィナンシャルグループ傘下のアコムさんが公開されている「返済早見表」に適用されている金利は年利18.00%です。
本当にありがとうございます。
何がいいたいかというと、世の中、担保があって借りるのとそうでないのとではこれぐらいの差があるということだ。
そのうえ住宅ローンや消費者金融になると、そもそも融資を断られるひともいる。
一方で、JASSO(学生支援機構)が提供する貸与奨学金の金利を確認してみた。
平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率 - JASSO
詳しくないので誤解があればお知らせいただきたいのだが、奨学金には、振り込まれた月ごとに変動する金利がその後固定で課されるということになるようだが、この3月に卒業された方は、最後に振り込まれた奨学金にかかる金利が年利0.63%と読める。
年利0.63%だ。
いまはもっとも金利の低い時期だが、過去4年間をみわたしても、平成23年7月に振り込まれた奨学金に対して1.37%の金利が付されている程度である。
この低金利が、無担保どころか貸付けた時点では充分な給与所得もない学生に対して提供されているのは、すでに市場原理では説明できない領域の話だ。
だからJASSOは独立行政法人となったいまでも公的セクターとしての役割を少なからず果たしているというのが僕の考えだ。
これでさらに返済の遅延やデフォルトが起こり、訴訟の費用もかかっているというなかで、なお誰かが暴利をむさぼっているのだとしたら、僕は全財産をつぎ込んで明日からJASSOを始める。
もちろんたたくのは自由なのだが、JASSOは絶対に民営化できない事業を営んでおり、それを考えればあまり彼らの立場を苦しいものにしない方がいいのではないかということをささやかなご提案としたい。
ところで「こんなことになると分かっていれば貸与奨学金を利用することはなかった」という人は、まさかクレジットカードの分割払い(「手数料」年率15.00%〜)やリボ払い(最大「手数料」年率18.00%)を利用したりはしていないことと祈りたいが、それ以上に住宅ローンや自動車ローンをご利用になる予定はないだろうか。
「奨学金の返済が結婚に差し障る」とおっしゃるが、むしろ結婚したらなんらかローン組もうというお考えはないか。そのローンはほぼ間違いなく、貸与奨学金より巨額かつ高利であることをお忘れのなきようお願いしたい。
最後になりましたが、僕は大学を出るまで生活費も含めて全部、親に世話してもらったラッキーボーイです。
それでも酒代でショートした資金をご融資いただいたJCB、各種学生ローン、わけても長らくお世話になったフレンド○高田馬場店といった金融機関からの借入がかなったことには、いまでも深く感謝しております。
こうした金融企業ならびに最後までお読みいただきました皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたしまして、結びの言葉とかえさせていただきます。
本日はまことにおめでとうございます。